はじめに
PHPとはPHP: Hypertext Preprocessorの略(*1)でWEBページを記述することに特化した サーバーサイドスクリプト言語です。簡単に言うとWEB上で動く掲示板やチャットなど を作成するのに便利なプログラム言語ということです。
スクリプトにはクライアントサイドスクリプトとサーバーサイドスクリプトの2種類があります。 クライアントサイドスクリプトとはJavaScriptのようにクライアント側のWEBブラウザで処理を行う スクリプトのことです。これは、InternetExplorerやNetscapeなど ユーザーが利用するブラウザの種類やバージョンや環境設定によりスクリプトの実行結果が ユーザーの意図しない結果になる可能性があります。サーバーサイドスクリプトとは処理を WEBサーバーが行うスクリプトのことです。リクエストを受け取ったサーバーは 処理結果をクライアント側に返します。これはPHPの他に、JSPやASP/ASP.NETなどがあります。
サーバーサイドスクリプト
PHP, ASP, JSP, SSJS(ServerSideJavaScript) 等
クライアントサイドスクリプト
JavaScript, VBScript 等
(*1)
最初の文字が頭字語の頭字語になっています。
この種の頭字語は再帰的頭字語(さいきてきとうじご)と呼ばれます。
CGI(Common Gateway Interface)とはプログラムをWEBサーバーの外で起動させ、その出力を クライアントに送信する方式のことです。Perl(Practical Extranction and Report Language) で書かれていることが多数です。Perlで書かれた掲示板やチャットなどを見かけたことがあると思います。
CGIはWEBサーバーの外部プログラムなので、クライアントからリクエストがあるたびに新たにプログラムを起動します。そのためCGIを実行するたびにCPUやメモリにに負荷がかかってしまいサーバーに負担がかかってしまいます。 PHPではリクエストのたびにプログラムを起動することがなく、サーバーに負担がかかりにくく CGIと比べて処理速度が速くなります。